キッチンの素材選び。天板材料:人工大理石について②

キッチンの素材選び。天板材料:人工大理石について②

1.人工大理石の種類

人工大理石の種類には大別すると、【アクリル系人工大理石】と、【ポリエステル系人工大理石】が有ります。
特注の加工に向いているのは【アクリル系人工大理石】です。
シーム接着すると一体感のある仕上がりになります。熱曲げ加工ができる為、様々なデザインにも対応ができるのは強みです。
(ポリエステル系は熱を加えると逆に硬くなる性質が有ります。)
また、メンテナンスも容易です。

2.アクリル系人工大理石の種類

現在市場で販売されている主なアクリル系人工大理石は以下の通りです。

・デュポン コーリアン(MRC.デュポン(株))

アクリル系人工大理石のトップブランドです。カラーバリエーションも豊富。総合的に見ても最も品質も安心ですが、高価格帯なのがネックです。
プライベートコレクションは天然石に近い質感で人気も高く魅力的なラインアップとなっています。
厚み:t6、t10、t12

http://www.corian.jp/

・クラレ ノーブルライト((株)クラレ)

日本のメーカーが販売するアクリル系人工大理石ですが、実際にはKNシリーズは韓国製、KSシリーズ及びレオスシリーズは中国での生産となっています。
デュポンコーリアンよりも価格帯は抑えめです。(イメージとして2/3程度でしょうか。)
厚み:t6、t9、t10、t12

https://www.noblelite.com/

・ハイマックス(LG・・・韓国財閥系)

韓国製。デュポンコーリアンよりも価格帯は抑えめです。
厚み:t10、t12

http://www.itc-ps.co.jp/advance/hi-macs/index.html

・スタロン(LOTTE・・・韓国財閥系)

韓国製人工大理石。色味が豊富です。
厚み:t9、t12

https://www.staron.com/staron/jp/main/main.do

・デュポン モデスト(MRC.デュポン(株))

MRC.デュポンが主にキッチンメーカー向けのOEM供給を目的に販売しており一般市場には出て来ません。

・エコプリモ(MRC.デュポン(株))

デュポン社製モデストをABC商会さんよりブランド名を変えて販売。
コーリアンよりは安いが、ノーブルライト・ハイマックス・スタロンよりは高価格帯になります。
厚み:t10

・マーベデュール(MRC.デュポン(株))

エコプリモのようにデュポン社製モデストとこちらはアイカ工業さんよりブランド名を変えて販売。
厚み:t10