国産・輸入、食洗機比較

国産・輸入、食洗機比較

国産食洗機の代表的なメーカーPanasonicと、海外からの輸入勢の中でもここの所非常に注目を集めているBOSCHの食洗機の比較をしてみましょう!

今回はPanasonicでも上位機種の【NP-45KD8A】と、BOSCHの幅45㎝タイプの【SPI66MS006】を比べてみたいと思います。

価格

Panasonic K8 NP-45KD8A:メーカー希望小売価格:¥269,000(税抜き)

BOSCH SPI66MS006 :メーカー希望小売価格:¥270,000(税抜き)

Panasonicの最上位モデルとBOSCHの幅45㎝のゼオライトシリーズはほぼ同じ価格帯ですね。輸入家電って高そうなイメージですけど、極端に『ザ・高級』ってものだけでなく、手の届きそうな金額の物も多いんですよ。

洗浄容量

国産の食洗機は45cmの幅の物が主流です。一般的なサイズのものと、最近では【深型】のタイプもラインナップが充実してきています。

Panasonicカタログより

今まで主流だったミドルサイズの引き出しよりもディープタイプの物は洗浄タンクが深く・広くなっているのでより多くの初期類が入るようになっています。こちらの機種ではメーカー公表値で食器点数:44点 6人分と言うスペックです。

BOSCHW450食洗機 和食器の場合
BOSCHW450食洗機 和食器の場合

写真を見る限り、かなりたくさん入りそうですね。バスケットが一番上段のカトラリートレイ、中段/下段と3段構造になっています。

こちらのメーカー公表値は食器点数62点、8人分と言う数値です。

※それぞれ日本電気工業会の「食器洗い乾燥機の性能測定方法」に準じた試験結果になります。

洗浄能力

国産の食洗機では洗浄タンク下段にのみスプレーノズルが有りそこからスプレーされるものが多いのですが、上位機種になるとノズルが3D的に動くものも出てきました。

今まで下からしか水が当たらなかったものがこれなら洗浄力の向上も望めそうです。尚、国産の食洗機は【予洗い】という動作が必要です。(シンクなどで水洗いなど食洗機での洗浄前に軽く洗わなければいけません。

Bosch 食器洗い機はスプレーアーム 3 カ所、スプリンクラー1 カ所、 合計 4 カ所から挟み込むように洗浄する事で、くまなく汚れを落とす事が可能です。しかも嬉しいことに予洗い無しで使い終わった食器をそのまま庫内に入れる事が出来るのです。ただし、もちろんの事、固形物は事前に取り除いた方が良いです。

70°のお湯で洗浄するコースもありますので 頑固な汚れを落としつつ、同時に除菌効果も期待できそうです。

乾燥について

国産食器洗い洗浄機は電熱ヒーターを使い、強制的に食器についた水滴を乾燥させる強制乾燥です。


メリット
・乾燥機として電熱温風で強制的に乾燥させることができる
・乾燥だけの機能がある
デメリット
・ヒーター乾燥の為、エネルギーを使う
・高温温風を吹き付ける為、長期的には食器を痛める
・乾燥時に水蒸気を外に排気する為 、 お子様に蒸気が当たる危険性がある
・ 排気された水蒸気の匂いが気になる

BOSCHはゼオライト乾燥システムを搭載し、乾燥に関しては余計な電力を使うことが無いです。が、強制的に乾かすような機能ではなくあくまで余熱乾燥の促進なのでカラッカラに乾くという物ではない点は事前にご理解いただいた方が良いかもしれません。

設置上の注意点

国産食洗機:電源→100V、接続→給湯接続、配管立ち上げ位置→食洗機のキャビネット内、開口高さ(キッチンカウンターH850の場合)→804.5㎜以上

海外食洗機:電源→単相200V、接続→給水接続、配管立ち上げ位置→食洗機の横のキャビネット内、 開口高さ(キッチンカウンターH850の場合)→815㎜以上

電源も、水の接続も、配管の立ち上げ位置も、開口高さも全部異なってくるのでリフォームなどの場合は特に注意が必要です。

工事をする工務店さん、キッチン屋さんに据付説明書をご理解いただかなければいけません。

まとめ

各項目ごとに表にまとめたもの

。国産メーカーの物はカタログやホームページを見ても『食器洗い乾燥機』って書かれています。海外物は乾燥はあまりフォーカスされていませんがそれは 日本の多湿な環境と海外の乾燥した環境と言う 風土の違いも関係あるのでしょうね。

BOSCHがお勧めしやすい点は最初から5年保証が付いてくるという点です。これはうれしいですよね。その他優位点挙げるとすれば『音』です。国産はボディーが樹脂ですが、海外物はステンレスのボディーと分厚いドアによってかなり洗浄の際の音がスペック値以上に軽減されている印象が有ります。

如何でしたでしょうか 。これを読んで少しでもご理解を深めて頂けたなら幸いです。