デクトン2020年新色

デクトン2020年新色

デクトンとは

デクトンとはセラミックをベースにした新素材で、クォーツストーンの世界シェアトップであるコセンティーノ社が開発したブランドです。

『デクトンはTSP テクノロジー (Technology of Sintered Particles 焼結粒子の技術)を採用したウルトラ・セラミックストーンです。これは自然界の鉱物の変成過程に似た状況を人工的に創り、その過程を促進化させるという全く新しい技術です。自然界においてこの変成過程には数千年を要しますが、コセンティーノはわずか数時間のうちに全く同等の変化を生み出すことに成功しました。デクトンは驚くべき特性をもち、完璧な外観意匠と同様に多種多様なデザインをご提供するとともに、高い紫外線抵抗性を誇り、インテリア用途だけではなく、外装材としてもお使い頂けます。』(メーカーHPより抜粋)

セラミックのメリット・デメリット

デクトンはセラミックをベースにした新素材とご案内しました。キッチンに於いてセラミックの有効性と懸念点を見てみましょう。

セラミックという素材の特徴

セラミックスまたはセラミック(英語: ceramic)とは、狭義には陶磁器を指します。広義では窯業製品の総称として用いられ、無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体を言います。金属や非金属を問わず、酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物などの無機化合物の成形体、粉末、膜など無機固体材料の総称としても用いられています。伝統的なセラミックスの原料は、粘土や珪石等の天然物です。なお、一般的に純金属や合金の単体では「焼結体」とならないためセラミックスとは呼ばれません。

一般的には陶磁器として料理を盛りつけるときのお皿や花瓶、タイルなどに用いられます。

セラミックは絶縁体のガラスや金属も含まれているため、お皿や花瓶に使われるだけでなくスマートフォンの外枠や歯の治療そして飛行機の部品に利用されているのも皆さんご存知の事かと思います。ここ数年はLIXILが採用したことも有りますが徐々にキッチンにも採用となるケースがより一般的になってきました。

セラミックをキッチンに使うメリット

耐熱性

セラミックをキッチンに利用する一番のメリットは、耐熱性。表面仕上げや物理性能を損なうことなく熱や火に耐えます。高温の電気製品、ポット、鍋などを直接置いても表面がこげたり跡が残る心配がありません。

※そうは言っても周辺が高温になる可能性がありますので、基本的には鍋敷きの使用を推奨します。→天板の裏側の補強材を固定している接着剤にも悪影響を与える可能性も有る為。

耐傷性

引っ掻き傷に対して強靭な強さを発揮します。家庭用台所用品や鋭利な刃物でも引っ掻き傷が付きにくく、長期間きれいなままご使用いただけます。

※逆に言うと、包丁の刃先が破損する可能性もあります。調理の際は、まな板の使用を推奨ています。

耐傷性
低吸水率・耐汚染性

ほぼ無孔質な素材のため、撥水コーティングなどは一切必要ありません。水分などの付着・染み込みを防ぎ、ワイン・コーヒー・インクなどの汚れも簡単に拭き取ることができます。

セラミックをキッチンに使うデメリット

熱衝撃には弱いという性質があります。(原材料となる珪石そしてガラスは急激な温度変化に弱いため高温の火で炙られた後に冷たい水をかけられてしまうと対応できずに同じく割れてしまいます)

不通に使う分にはかなりの硬度がある為コップやお茶碗等を雑に勢いよく置いてしまうと食器の方が割れてしまうことも有るので注意が必要です。

デクトンのカラーバリエーション

アイコンの説明

色柄によって異なる表面仕上げ

ウルトラテクスチャ

自然界の質感を施したテクスチャ仕上げです。
長年の仕上げ技術の開発により、上品で繊細に表現された木材や石材の表情が空間に新たな命を与えます。

ウルトラマット

素材のソリッド感をそのまま表現したマット仕上げです。
機能性を失うことなく極限まで抑えられた艶は、他の素材に干渉することなく、空間に柔らかなイメージを与えます。

ヴェルベット

マットな仕上げに加えて、柔らかな肌触りが特長のヴェルベット仕上げ。優しい風合いをもたらします。

エックスグロス(鏡面)

クリスタルのようにまばゆいほどの光沢を持った鏡面仕上げです。
釉薬(うわぐすり)を施すことなく、独自の研磨技術が可能にした仕上げは空間の奥行き感を作ります。

デクトン寸法および価格帯イメージ

こちらはよくお世話になっている大日化成工業さんのHPが非常に分かり易くまとまってますのでご参照ください。

2020年新色

KOVIK(コビック)

モルタル調のカラーバリエーションが追加されました。天板だけでなく壁面にもおすすめですね。流行りのスタイルです。

REM(レム)

今までも同じようなテイストの柄も有りましたがよりダイナミックに大判サイズを活かしたバリエーションになっています。

LAURENT(ローレン)

かなり個性派の柄ですがイメージ写真のようにトータルでコーディネイトしても面白いと思います。

毎年柄の改廃が有りますので都度ご紹介できればと思います。